2016年8月20日土曜日

ケトジェニックダイエットとアトピー性皮膚炎

ケトジェニックダイエット(Ketogenic Diet)
 ケトンダイエットとアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎と糖の関係
  最近、アトピー性皮膚炎の子供は増えています。親が子供におにぎり、パン、菓子類を与え過ぎているからではないでしょうか。
  アトピー性皮膚炎は 糖代謝での炎症性の疾患、と言われ、糖はタンパク質を糖化させてAGE(終末糖化産物)を作り、組織をボロボロにするだけではありません。脳も認知症にしボロボロにします。
  私達の体は、糖代謝の仕組みも、組織再生の仕組みも持っており、糖を食べても大丈夫なのですが、糖質の摂取量に問題が有ります。

  ステロイドの正式名称は糖質コルチコイドで、人工的に合成された糖代謝刺激ホルモンです。ステロイドを塗ればその炎症は治まります。ステロイドに刺激され副腎から副腎皮質ホルモンが大量に放出されて炎症が治まりますが、副腎疲労になるとステロイドを塗っても炎症を抑えられなくなり、効果は長続きしません。副腎の働きが回復するとアトピー性皮膚炎は改善していきます。
  体の中の糖代謝で炎症抑制物質は枯渇し、アトピー性皮膚炎が起きます。
  以上から、根本的な症状改善はステロイドを止め、糖質制限食をすることです。


ケトジェニックダイエットでアトピーで改善する
  ケトジェニックダイエットは、ケトジェニック食事療法という意味です。
  言い換えると、「糖質制限食」+「脂質の摂取」の食事療法です。
  これは、肥満という異常な人は痩せて、痩せ過ぎという異常な人は肉付きが良くなり、アトピー性皮膚炎という異常な人は肌を綺麗に改善します。

  50代未満の人の体は、糖でエネルギーを作る解糖系代謝回路と、脂質由来のケトン体でエネルギーを作るミトコンドリア系代謝回路の両方を持つハイブリットタイプです。そして、50代以降になると、ケトン体でエネルギーを作るミトコンドリア系代謝回路だけとなります。

  突然災害が発生して、ご飯が食べられなくなると、誰もがケトン体をエネルギーとするミトコンドリア系代謝回路が作動するので、数食抜いても大丈夫です。
  多くの日本人は糖質中心の食事なので、ミトコンドリア系代謝回路は滅多に使われません。

 医療関係者の中には、体内でケトン体が発生することは異常事態で、糖尿病が重症化したと思われていました。しかし、胎児が母体から供給されている栄養がブドウ糖ではなくケトン体であることが発表されたり、ケトジェニックダイエットを実践する人が増えるに従い、多くの研究結果も発表され、安全であることが認められるようになってきました。米国だけでなく日本でも素晴らしい健康法として注目を集めています。

 従来の糖質制限では、脂質の摂取についてはそれほど注目していませんでした。
 糖質制限食では、脂質の摂取量が少ないとタンパク質からブドウ糖を作ってしまい、急激に痩せて、疲れ易くなったり、筋肉量が落ちたりします。
 又、タンパク質からブドウ糖を作る、糖新生で、ブドウ糖が作られてしまい、アトピー性皮膚炎は思ったほど改善しません。

 (糖質制限食)+(十分な脂質)=ケトジェニックダイエット
 脂質は取り過ぎても体には蓄積されず、体外に排出されます。
 ところが、糖質は、糖質を食べ過ぎると、インスリンの影響を受けて、中性脂肪になり、体にしっかりと蓄積します。

 脂質には多くの種類が有り、動物油、植物油、魚の油などの良いオイルを摂ることが大切です。中でもケトン体を肝臓で最も効率良く作る中鎖飽和脂肪酸のヴァージンココナッツオイル、MCTオイルは不可欠です。
 ヴァージンココナッツオイルとMCTオイルは、小腸から門脈を通って肝臓に入る近道になるので、植物オイルよりも早くケトン体に変わります。
 ヴァージンココナッツオイルとMCTオイルは、中鎖脂肪酸と呼ばれ、直ぐケトン体に変わり、食べて2~3時間後にはエネルギーになります。

 ブドウ糖不足になるとタンパク質からブドウ糖を作ってしまうことから、これを阻止する為に、ヴァージンココナッツオイルやMCTオイルを中心に、動物オイル、オメガ3系オイル、オメガ6系オイルを積極的に多く摂るというのが良い方法と言えます。


ケトジェニックダイエット
  私達の体の組成は、水分60%、たんぱく質15〜20%、脂質13〜20%、ミネラル5%、糖質1%です。
  私達の実際の食事を見てみると、短時間で済ませられる食事が多く、空腹を満たす糖質が中心の食事が多く、料理も短時間で作れ、そして量が多く、食べるにも噛まなくても済むような食事であったりするのが特徴です。たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン、食物繊維といった栄養は、あまり重視されていないようです。
  又、ダイエット中の人の食事は、糖質の量だけを減らし、たんぱく質、脂質を増やしていないのが実態で、カロリー不足、栄養不足となります。

 忙しいので料理の時間が確保できない、贅沢な食材を買うお金が無い、栄養について考える、心の余裕、時間的余裕が無いなどで、どうしても糖質に偏りがちです。
 野菜や肉や魚介類を調理する食事は中々大変で、調理に時間がかかり、噛む回数が増え、更に品数が増えることから、食べるにも時間がかかり、後片付けにも時間がかかります。
 うどん、そば、チャーハンとか、ピザ、カレーライス、カツ丼、天丼等、一品物だと用意するのも食べるのも簡単です。

・三大栄養素      :糖質、たんぱく質、脂質
・エネルギーを作る栄養素:糖質(4kcal/g)、脂質(9kcal/g) →脂質の方が高効率
・体を作る栄養素    :たんぱく質、脂質、ミネラル
・補酵素        :ミネラル、ビタミン(ビタミン、ミネラル、水分を補給しないと不足し易く、疲れ易い、足がつる、むくみ等の症状が出ます。)

<1日分の必要摂取量>
 ・糖質:50g以下
 ・脂質:100g程度 大匙6杯(15g x 6)と小匙2杯(5g x 2)
 ・タンパク質:体重の1000分の1g  体重 Xkgの人は Xg(体重60kgの人は60g)

 ヒトは、体内にある中毒物質を欲しがるというようにできています。
 ・アルコール依存症の人はお酒を欲しがります。原因はお酒です。
 ・ニコチン依存症の人はタバコを欲しがります。原因はタバコです。
 ・アトピー性皮膚炎の子供は糖質を欲しがります。原因は糖質です。
 ・認知症の人は糖質を欲しがります。原因は糖なのです。


<参考>
サッカーの長友選手もケトジェニックダイエットを採用していることの紹介記事です。


たんぱく質の摂取量について
 ケトジェニックダイエットでは、糖質を制限した分、たんぱく質も積極的に増やさなければなりません。 体重X(kg)の人の、1日に必要なタンパク質は、X(g)です。

 ■肉類
100g当たり、鶏肉15~25g、豚肉15~20g、牛肉10~20gとなります。
どの肉もパサパサとした赤身の部位(ささみ等)は数値が高く、プリプリとした脂身の部位は、脂質が増えるのでたんぱく質の含有量は低めになります。
肉類はどれもたんぱく質量が多く優れていますが、同時に脂質や摂取カロリーも高くなります。
肉類だけでたんぱく質を補給しようとすると、太るので要注意です。
家畜の品種改良、家畜が食べた餌に含まれる遺伝子組換えトウモロコシ、そして家畜が受けた抗生物質注射、ホルモン注射などが、肉に混入しているので、副作用の心配がある。

 ■魚介類
魚・貝・エビ・イカ・タコ・ホタテ等の魚介類の料理では、1皿で約20g


 ■鶏卵
・鶏卵:1個当たり6g
豆類に比べると脂質も増えますが、卵はタンパク質量は豊富で、朝食やランチタイムにも気軽に摂れるのが魅力です。鶏卵の摂取とコレステロールとは関係無いので、複数個の摂取でも問題無い。

×大豆加工製品には、遺伝子組換え問題とイソフラボンによる副作用(男性は精子の減少化問題。女性ホルモンで乳癌発症リスクを高まる)の問題が有る×
 ■大豆、豆類
納豆(なっとう)1パックで5~8g、豆腐(とうふ)半丁で約10g、枝豆100g当たり10g
肉や魚と異なり、豆類はたんぱく質が多い食品グループです。特に納豆は、1パックでも多くのたんぱく質が含まれているだけでなく、低カロリー・低脂質を誇る優れた食品です。納豆の納豆菌は、天然の納豆菌ではなく、もはや安全とは言えない状況にあるようです。 http://www.mynewsjapan.com/reports/802

×牛乳には副作用があるので摂取制限対象食品×
 ■乳製品
・牛乳1杯(200mlあたり)に6g
豆類に比べると脂質も増えるが、牛乳及びチーズなどの乳製品はタンパク質量は豊富で、朝食やランチタイムにも気軽に摂れるが、牛乳のカゼインや乳牛が受けた抗生物質、ホルモン注射などが、ミルク内に混入しているので、副作用の問題がある。

×糖質制限対象なので摂取しない。×
 ■主食(米・麺・パン類)
麺類:一食100gあたり10g (パスタ・そば・うどん・ラーメン等)
食パン:1枚あたり6g
ご飯:1膳150gあたり4g
主食類(米・麺・パン)は主に、糖質や炭水化物を得るために食べるものですが、たんぱく質も含んでいます。たんぱく質の含有量は米類よりもパン類に多く含まれ、麺類だと更に多く含まれます。

×タンパク質含有量が少ない・入ってない食材×
 ■野菜・果物・こんにゃく・ジュースや酒
ネギ・キャベツ・レタス・大根・人参・トマト・なす等:100gあたり0~2g程度
野菜や果物等は主にビタミンやミネラル、食物繊維を得るために食べるもので、たんぱく質はごく僅かしか含んでいません。

 ■インスタント食品
  インスタント食やカップラーメンは、麺からしか栄養を得ることが出来ないので、1食分食べたとしても7~10g程度のタンパク質しか摂れません。
(ラーメン店のラーメンは麺+具材などでトータル20g程度のたんぱく質を摂取可能。具の豊富なパスタ等も同様。)
  インスタント食品は、栄養価が低いわりにカロリー・脂質が高いものが多いので、食べすぎによる肥満が懸念されます。


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 弊社の有機JAS認証取得済みヴァージンココナッツオイルは、パウチ容器に入っていて、スプーンで取り出すボトルタイプと異なり、油で周囲を汚すことがなくなり、オイル漏れがなくなったことで旅行にも持っていけるようになりました。
 製造に関しては、空調設備のある工場で下記の手順で生産されています。
 ①有機JASの栽培規格に従って栽培されたココナッツの果肉だけを原料に用い、
 ②摂氏マイナス20度に冷やして、摩擦温度で温度上昇しないように、超低温圧搾(スーパーコールドプレス)で、ココナッツクリームを抽出します。
 ③次に、遠心分離機で水分調整を行います。
 ④最後に、4連フィルターで、異物、沈殿物、浮遊物を除去して、洗練された味、香り、テクスチャーのヴァージンココナッツオイル(Virgin Coconut Oil, VCO)を製造し、容器詰めしています。

 次に、MCTオイルは、ココナッツオイルを原料に、中鎖飽和脂肪酸のカプリル酸、カプリン酸だけを抽出して、99.8%のMCTオイルを仕上げています。

 詳細は下記の通り。

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