2016年2月18日木曜日

フリーライター桐山秀樹氏の心筋梗塞と糖尿病の怖さ

 現在、日本でも糖質制限食ダイエット(Low Carb  ロカボ)が流行っており、多くの糖尿病患者、食後高血糖の人、肥満で体重を減らしたい方など、多くの人が挑戦されています。  慢性疾患と関係の深いのが、タンパク質、脂質の摂取量に対して糖質の過多です。この糖質過剰摂取に依る高血糖状態で、肥満、がん、心臓病、脳卒中、認知症 などの慢性疾患が、そして老化作用で皮膚にシミ、シワを起こします。これを解決する考えが、MEC食、ケトニックダイエット等です。

  MEC食は、那覇市のこくらクリニック院長・渡辺信幸糖質が考案した糖質制限食ダイエット法です。肉のMeatで200g、卵のEggで3個、チーズの Cheeseで120gという1日の基本摂取量をベースににしたタンパク質を中心に、健康に良い油(ヴァージンココナッツオイル)の脂質、食物繊維・ビタ ミン・ミネラルの多い葉野菜を摂って、30回噛むという内容です。

 ケトニックダイエットは、ケトン式ダイエットとも言い、米国のロバート・アトキンス博士が考案した方式で、低炭水化物ダイエット(Low Carb、ロカボ)とも呼ばれ、脂肪細胞が分解する時に生じるケトン体が、ブドウ糖が無くなった時にエネルギー源となります。
 24時間ケトン体をエネルギー源にする為に、一番効率が良く、安全で良い油のヴァージンココナッツオイルを使います。

 私も糖質制限食ダイエットを行なっており、我流なので、MEC食とケトジェニックダイエットの両方を導入しています。
 糖質(炭水化物から食物繊維を除いたものを言います。)を完全になくすことは無理なので、又、がん患者でもないので、パン、ごはん、根菜類、砂糖や甘味料を除く、非糖質の食生活をしています。
 僅か2、3ヶ月で体重が10 - 20kg減り、高血圧、食後高血糖も正常値になりました。
 
<私の食事内容>
  1. タンパク質(納豆、卵、チーズ、肉等)
  2. 脂質(良い油の中鎖飽和脂肪酸が多いヴァージンココナッツオイル)
  3. 海藻、葉野菜やスプラウト(食物繊維、ミネラル、ビタミン)
  4. 抗酸化作用のバジルシード(タンパク質、オメガ3系オイルのアルファリノレン酸、鉄分、亜鉛、カルシウム等、ビタミン、不溶性食物繊維:グルコマンナン)
  5. 抗酸化作用のココナッツウオーター(水溶性食物繊維、ビタミン、ミネラル)
  6. ココナッツクリーム(中鎖飽和脂肪酸、タンパク質、ミネラル、ビタミン、不溶性食物繊維)
 加工食品では、食品添加物の無いものを選んでいます。

 しかし、一方の日本糖尿病学会や多くの医師は、この糖質制限食ダイエットについて危険だとして反対されています。
 しかし、医師の中でも分かれていて、糖質制限食ダイエットを支援する医師、医療機関が全国で28県に増えました。http://mec-lowcarb.com/medical/

 テレビ番組やニュース番組の中で、フリーライターの桐山秀樹氏が心筋梗塞で亡くなられたことが特集されました。桐山氏は糖質制限食ダイエットで、オヤジダイエットなど多くの著書を出され、糖質制限食ダイエットの第一人者の一人です。
 そこで、番組の中で、糖質制限食ダイエットに反対する人達から、糖質制限食に結びつけたコメントをされていましたが、でも、それは正しくないようです。
 
 桐山氏は最近では、血糖値、食後高血糖は正常値でしたが、長い期間、糖尿病を患っておられたので、ヘモグロビンA1c、血糖値共に高く、その変動幅が大きかったとのことでした。糖尿病を患っていた間に、高血糖で血管を傷を付けてしまい、ヘモグロビンA1c、血糖値共に正常であっても、血管は傷んだままになり、心臓梗塞が起きたのです。
 桐山秀樹氏の死は、私達に糖尿病の怖さを示してくれました。
 私達は、医師の元で、ヘモグロビンA1c、血糖値共に高いことが分かった時点で、時間を置くことなく、又、時間をかけることなく、直ちに早く高血糖を正常値化しないといけないことです。

 糖質制限食ダイエットの第一人者の京都高雄病院の江部康二医師と同じく糖質制限食ダイエットの第一人者の練馬光が丘病院・夏井睦医師は、次のようにコメントされました。
 「冠動脈がこのような「動脈硬化・動脈閉塞が行き着くところまで」行ってしまうと,糖質制限で血糖コントロールをしても,心筋梗塞はいずれ必ず起こりま す。糖質制限を開始した時点でプレ心筋梗塞の状態であり,糖質制限で血糖値が正常化しても,冠動脈の状態は改善できないからです。」

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