2016年2月7日日曜日

有機JASヴァージンココナッツオイル販売のご案内

 清水スタイルです。 http://www.shimzu-style.com

 現行の弊社のヴァージンココナッツオイルは、米国USDA(農業省)の有機認証、欧州有機認証、イスラム教の信者が安心して使えることを証明するハラル認証、そしてHACCP認証、タイ政府のGMP認証も得ています。
 一昨年、有機JASヴァージンココナッツオイルの商品を発売していましたが、今回の有機JASヴァージンココナッツオイルではその経験を生かし、製造委託先を変えて弱点補強し、更なる品質向上を図りました。
 当然ですが、沈殿物ゼロ、浮遊物ゼロ、洗練された味と香り、無色透明、食感を重視して作っています。弊社の自信作です。
JAS法で定義された有機JASの要件:
  • ・種まき又は植え付けする2年以上前から農場で禁止農薬や化学肥料を使用していない。
  • ・栽培中、禁止農薬や化学肥料を使用しない
  • ・肥料や農薬は天然物質又は化学的処理を行っていない天然由来物質のみ使用可能
  • ・ほ場や施設、用具などに農薬や化学肥料の飛散・混入がない
  • ・遺伝子組換えの種を使わない
  • ・病害虫防除に農薬に頼らない
農林水産大臣に登録された登録認定機関が書類審査と実地検査の両方を実施し、上述の条件を満たし、生産管理や生産管理記録の作成が適切に行うことができることを確認します。認定後も有機JAS規格に基づいた生産の確認する意地審査を年1回行ないます。
HACCP: 食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の 危害をあらかじめ分析( Hazard Analysis ) し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという 重要管理点( Critical Control Point ) を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生 管理の手法です。
GMP:Good Manufacturing Practice(適正 製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、 出荷まで全ての過程において、製品が「安全」 に作られ、「一定の品質」が保たれるようにする ための製造工程管理基準のことです。
 
 弊社の新しい付加価値について
 「①全関係者への教育訓練+②ココナッツ農場の立地環境+ ③良質なココナッツの原料+④製造方法+⑤製造技術+⑥有機JAS独自の管理システム」で、継続的に安定した品質のヴァージンココナッツオイルを作る仕組みがココナッツ農場とヴァージンココナッツオイル工場に組み込まれました。これは、安心安全を保証する、弊社商品の新しい付加価値になります。
 管理者が管理するのではなく、管理者が不在でもシステムで全体管理するという考え方で、一番進んでいる手法です。
  尚、有機JAS認証の有効期間は他の有機規格同様、1年間で、毎年過去1年間の記録・履歴をチェックし、基準書通りのプロセスとフローで運用されたかを履歴確認する維持審査で、合格すると更新されます。運用した記録から重大な欠陥や問題が見つかった場合は認証の取り消しが有ります。

<教育訓練>
 全関係者への教育訓練が加わりました。単に製造のプロセスとフローの管理だけでなく、該当する作業者全員に教育訓練を実施しました。今後も定期的に教育訓練をすることになります。対象者は下記の通りで、氏名を特定して記録されています。
  • ココナッツ農場でのココナッツ収穫作業者
  • ココナッツを農地からオイル生産工場へ納入する作業者。
  • 工場の受け入れ工程での選別検査担当者
  • 低温圧搾工程、遠心分離工程、フィルター工程の作業者
  • 倉庫での在庫管理担当者
  • 包装作業従事者
  • 出荷作業従事者

ココナッツ農場の立地環境
 ミャンマーに接し、マレーシアに通じるタイ南部に大規模なココナッツ農場が有り、弊社の製造委託先企業は、このココナッツ栽培農家と契約を結び、決められた品質のココナッツの果肉だけを供給しています。
 ココナッツ農場の周辺は、海に近い、潮風が吹く、自然に囲まれた地域です。化学製品を製造する工場は有りません。

<良質なココナッツの原料>
 ココナッツの農地は有機JAS認証取得した対象農地です。
 認証取得以前から、化学肥料、農薬は一切使わない有機栽培でココナッツは栽培されてきています。そして、有機JAS認証取得で、対象とする土地が特定されました。
 ココナッツは受粉してから成熟したココナッツになるのに12か月を要します。そして、ヴァージンココナッツオイルには12か月の成熟期間を経たココナッツを、ヒトが確認、選別して収穫を行います。
 ココナッツ農場とオイル工場とは、トラックでの輸送時間は4時間以内の距離です。

製造方法
 弊社の製造委託先は、ココナッツオイルとヴァージンココナッツオイルの12年以上の製造経験と販売実績が有り、如何に、雑味と匂いを無くすかという製造ノウハウを蓄積しています。
 ヴァージンココナッツオイルはオイル100%です。異物混入は認められません。
 弊社ヴァージンココナッツオイルは、−20度で低温圧搾(コールドプレス)し、遠心分離工程で水分を除去調整し、4種類4枚のフィルターを用いた「ろ過システム」で異物混入を防止して、雑味、ココナッツの匂いを無くす努力をしています。
 工場出荷後の経時間的変化に伴う品質変化防止に役立っています。
 精製処理や、化学薬品を用いた製造は行っていません。


  ブログで、発酵分離法は栄養成分が壊れなくて品質が良い、という記述が見られますが、遠心分離機を用いて脱水、水分調整する工程なので、品質を悪化させる 工程ではありません。むしろ、設備投資をして遠心分離法を採用しているメーカーから見ると古い製法という認識が有ります。発酵分離法は、発酵する時間が8 時間から24時間放置するという時間が必要ですから生産性が悪く、オイルの匂いが残る原因にもなっています。 そして、発酵して残る酵素は、品質変化の原 因となることから、ヴァージンココナッツオイルに残存させてはいけませんし、残存させていない、という報告もあります。

 主に東南アジアの国政府が参加している、国連関係機関のアジアパシフィック・ココナッツコミュニティ(APCC)というヴァージンココナッツオイルの品質に関する定義、規定を作成運用していてる組織が有ります。各国政府はその内容について批准しています。
 ですから、ヴァージンココナッツオイルの品質はどうであるべきか、ということは既に決まっていて、各国政府は、自国のヴァージンココナッツオイルメーカーを如何に指導し、育てていくかになります。
 又、フィリピンのココナッツ庁が品質の底上げをしていて品質が他より優れているという記述を良く見ますが、私は2010年、2011年、2012年とフィリピンメーカーを複数回訪問し調査したのですが、私の意見ですが、残念ながら、フィリピン産のものは別のところに問題があるように思います。このような組織は、スリランカにも有りますが、行政に依存するのではなく、地元の大学が技術力が乏しい小規模ココナッツオイルメーカーに技術支援し、品質だけでなく生産性向上の為のコンサルティング活動もしているので、大学や研究機関に頼った方が良いように思います。




<製造技術>
 ヴァージンココナッツオイルは、オイル100%で、異物混入は認められません。又、トラブルフリーの製造ライン構築だけでなく、高い生産性を維持しながら、作業者は、どのように作ると、味や香り、食感を良くできるか、常に考えています。
 4種類4枚のフィルターを用いた「ろ過システム」で異物混入を防止して、雑味、ココナッツの匂いを無くす努力をしています。
 工場出荷後の経時間的変化に依る品質変化防止になっています。
 精製処理や、化学薬品を用いた製造はしていません。

<有機JAS独自の管理システム>
 作業関係者全員が品質維持に関心を持つ仕組みです。
 ココナッツ農場、工場の運用基準に基づいた管理システムですが、有機JASの導入で、教育訓練というスキームが追加されました。作業者全員が、同じ視点でプロセスとフローに精通し、品質維持に注視できるようになっています。

<新商品の概要>
 PET製のボトルから、PE製の注ぎ口の付いたパウチに変えました。テーブルの上に立てられるスタンドタイプです。
湯煎の際は、お湯に浸す際は、横に寝かせて湯煎します。
 有機JASヴァージンココナッツオイルは品質優位の考えを生かしたオイルです。 販売は、3月初旬とします

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